タイヤの空気圧低下の問題点について

 
タイヤの空気圧が低下すると、スリップやパンクやバーストなど安全上の問題や、タイヤがダメージを受け劣化したり、燃費が悪化するなどのデメリットを引き起こします。

燃費を悪化させるデメリット

タイヤの空気圧が低いと走行中のタイヤの変形が大きくなり、タイヤの転がり抵抗(走っている車を止めようとする働き)が増えるため、走行時に使用する燃料の量も増えて燃費が悪化します。国民生活センターの試験では、タイヤの空気圧が指定空気圧よりも30%低い状態で走行すると、車の燃費は8.5%悪化したという結果が得られています。

グリップ力を低下させ、スリップしやすくなる

タイヤの空気圧が低くなるとタイヤ℃路面が接する面積や状態が変化することにより、グリップ力が低下することがあります。グリップ力の低下は、急ブレーキ時の停止する距離を長くしたり、カーブ際に外側にタイヤが滑ることにつながります。

縁石などに乗り上げた時に損傷することがある

タイヤの空気圧が低い状態で縁石などに乗り上げてしまった場合、タイヤの側面の一点に衝撃が集中し、タイヤ内部のコード(繊維)が切れてコブのように変形するなどのダメージを受けることが有ります。このような状態で走行するとタイヤがバースト(破裂)する可能性があるので、タイヤを交換する必要があります。


タイヤが偏摩耗する

空気圧が低下した状態で長期間使用すると、タイヤの端の部分が先に摩耗することがあります。このような状態では、タイヤの性能が発揮できないため、タイヤの寿命を短くしてしまいます。



発熱して、寿命を短くしたり、バースト(破裂)することもある

タイヤの空気圧が低い状態で走行することは、タイヤの変形が大きい状態で走行することとなり、タイヤ内部での発熱を大きくします。そのため、タイヤの温度が上昇してゴムを痛め、最悪の場合にはタイヤが破裂(バースト)して、大事故につながる可能性もあります。


情報元:国民生活センター「乗用車用タイヤの安全な使い方」報告書

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