エコタイヤ(低燃費タイヤ)

最近、注目を浴びているエコタイヤとは、その名の通り、燃費が良くなるエコなタイヤです。タイヤの素材やパターンを見直すことで、余計な抵抗を減らして転がりやすくしたのがエコタイヤです。同じ条件でタイヤを転がすと、一般的なタイヤよりも格段に遠くまで転がるのが分かります。

安全性を維持しつつ、転がり抵抗を低減

エコタイヤでは転がり抵抗を低減させるために、タイヤの構造を変更して重量を軽くしたり、厚みを薄くしたり、コンパウンド(ゴム素材)を改良したりしています。これまでは、タイヤの安全性を高めるために、これらの要素は逆の傾向にありましたが、安全性を維持しつつ転がり抵抗を低減させたのがエコタイヤなのです。

タイヤの等級性能、転がり抵抗A以上がエコタイヤ

タイヤ業界が自主基準として定めているタイヤ性能のラベリング表示において、AAA/AA/A/B/Cの5等級に分類された転がり抵抗係数が「A」以上であり、ウェットグリップ性能がa/b/c/d の範囲にあるタイヤが、一般的に言われるエコタイヤです。

燃費向上は多くが５％ほど

さて、エコタイヤを利用して、実際にどれだけ燃費が向上するのか？気になるところです。燃費については、クルマの種類や走行条件により大きく変わるので、確実なことは示せませんが、メーカーテストやユーザーの口コミ情報をチェックすると、エコタイヤの装着前後での燃費の変化は、平均すると４〜５％程向上するパターンが多いようです。